珍しいものを見た
電車に乗っていたときのお話。若い男性が乗ってきた。
無精ひげのキアヌ・リーブスを和風にカスタマイズしたような顔(どんな顔だよ)で、トレンチコート姿には不釣合いな大き目のウエストポート(前向き)をしていたのだが、電車が動き出すとそのウエストポーチをなにやらごそごそ。
で、出てきたのがなにやら大きなゴーグル風のメガネ。最初は視界に移る程度しか見ていなかったのでなんだろうなーと思っていたのだが、そのゴーグル風メガネを装着した瞬間、それがいったい何なのかが判明した。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)である。
一時はソニーやオリンパスと言った国内メーカーも参入しこれからの市場が期待されていた近未来風デバイスだが、結局はいつの間にか消えてしまった商品(一部の業種では現在も使われているらしいけどね)。
そんな珍しいものを電車の中で使っている人を見たのは実は初めて。いろんな商品が出ていたあの時期でもなかったと言うのに、なんか街中でシーラカンスに出会ったような感覚を味わったよ(苦笑
何を見ていたかは不明だが、時折大きくのけぞっていたので、そんな映像なんだろうな(どんなだよ