自殺

なんだか世間では物騒なことになってますねえ。2ちゃん経由で広まったらしいんですが、硫化水素を使った自殺が連日のように報道されてます。


で、気になったので調べてみたら、平成18年度の自殺者数は約3万5千人だそうです。3万5千人、と言うとあまりぴんと来ないんですが、これをこう考えてみたら寒気がしました。


年間3万5千人÷365日=約96人。


96人÷24時間=4人


・・・えーと毎時間4人の人が自殺している、と言うことになるんですか?ここを見ると、平成10年以降毎年3万人以上の人が自殺により自ら命を絶っているそうです。


理由はいろいろ在るでしょうからそのことについては何も言いませんが、問題なのは今起きている硫化水素自殺が連続して起きていること。


自分だけ死ぬ分の硫化水素を上手に作り出し、しかもそれを自分だけが使って自殺しているわけではないですよね。周囲の人に被害が及んでいるケースがほとんどですよね。たとえばうちのような集合住宅の場合、上の人がもし硫化水素自殺をして、しかも多量の硫化水素を発生させたらどうなるのか。


空気より重い硫化水素が漏れてきたら、階下の我が家はとんでもないことになるわけです。致死量がわずかで、しかも手軽に作れて確実に死ねるからということで硫化水素自殺が増えているようですが、その際にまったく関係のない人を巻き込んでいるということになるわけです。


極端な言い方をすれば、自殺の名を借りた無差別テロになっているわけです。自殺をするにはそれなりの理由も在るでしょうし、それをとめられるような事は小生には出来ませんが、なんかこういうことが頻発する世の中って言うのもいやなものだなあと、計算しながら思いました。


自殺を考えている人がここを見るなんて事はないでしょうが、もしそういう方がいらしたら、ぜひ一度ここを見に行ってみてください。


特殊清掃「戦う男たち」


知っている人は知っているでしょうけど、遺体処理をされている方のブログです。全部が全部自殺の遺体処理と言うわけではないんですが、ところどころで自殺の遺体処理の悲惨さが生々しく描かれています。遺体処理を通して命の大切さを知る、と言うとなんかすっごく矛盾している気もしますが、小生はここを見てそんなことを感じました。


知らない方はぜひ一度ご覧になって欲しいですが、文章だけのブログですが、激しく気分を害するような表現が多々ありますので、うちのかみさんみたいに文章を見ただけでその風景を頭に描いてしまうような人は見ないほうがいいかもしれません。小生はそういう能力が乏しいので大丈夫でしたが、それでもかなりの衝撃を受けましたので。