罰金

プロボクシングというのは体重でクラス分けされたプロ格闘技、つまりお金をもらって殴り合いをするスポーツな訳で、体重、と言うのは決められたときに決められた場所で測定し、決められた範囲内である必要がある。今は基本的には試合前日に体重測定が行われることがほとんどで、これを前日計量という。


で、プロの選手はこの計量の時に決められた体重になるようにきっちりと体重管理をしつつ激しいトレーニングを積むわけで、試合に勝つのは当然だが、まずこの計量をクリアーすることが重要なわけである。


で、先日WOWOWで放送されたWBC世界ライト級タイトルマッチで、チャンピオンのディエゴ・コラレスがこの前日計量に失敗。


ライト級というのは、135ポンドつまり61.235キログラムがリミット(上限)なのだが、コラレスはなんと5ポンドつまり約1.8キログラムもオーバーしてしまった。100グラムとか200グラムを絞りきれない、と言うのはよくあることだが、1.8キロって言うのはお粗末過ぎます。


で、結局タイトルは剥奪され、オマケに罰金がなんと24万ドル。日本円にして約3000万円も科せられたというのだからあきれるを通り越して笑ってしまいました。


このコラレス、以前ホセ・ルイス・カスティージョという選手との2戦目で、相手に体重オーバーをされてそれを激しくののしったと言うことだが、今度は自分と言うのはなんだかねえ。


ちなみに、試合内容はと言うと体重を作れなかったコラレスが作ってきた挑戦者のホエル・カサマヨルに1-2の判定で敗れ、タイトルは失うわ面目はつぶれるわオマケに罰金だわで踏んだり蹴ったりだったとさ。