いよいよ日本でも普及?

昨日ですが、サンヨーからこんなものミニゴリラ言うそうな)が発売されました。元々持ち運びが出来るポータブルナビを販売しているサンヨーですが、最近は高機能化に伴い筐体の大型化・高価格化が進み、手軽に持ち運べるカーナビと言えるかどうか疑問な商品になってました。


と言うのも、日本では20万も30万もするような高機能なカーナビがスタンダードとなっており、サンヨーのポータブルナビもその路線に走らざるを得なかったと言うところでしょうか。


一方、ヨーロッパではPNDと呼ばれる手軽に持ち運びが出来る小型で低機能・廉価なカーナビが主流で、ヨーロッパのメーカーだけではなくソニーなどもPNDを発売しております。


ヨーロッパで日本みたいなカーナビが普及せず、PNDが主流になったのはなぜかと言えば、おそらくはセキュリティの問題でしょう。日本に比べると車上荒らしなどが多いようですので、高機能なカーナビなんかつけていたらあっという間に盗まれるから、手軽に持ち運びが出来る、つまり使わないときははずしておけるPNDが普及したというところでしょうか。


で、話は戻ってサンヨーが今回発売したミニゴリラ。小生が持っているP350や迷WANなどは間違いなくPNDに属する商品ですが、このミニゴリラはどうなのか。


はっきり言うと、ちょっと期待はずれかなあ。というのは、PNDと言うのはもっと機能がシンプルで、簡単に取り外しが出来て、それでいて誰でも手軽に買える低価格のものであるはず。サンヨーのミニゴリラは、普通のカーナビ(というかサンヨーのゴリラシリーズ)と遜色ない機能を持たせようと色気を出したためかお値段がかなりお高めになってます。


ワンセグチューナーつきなんてのはまさにその路線で、その割にはヨーロッパのPNDメーカーでは当たり前のように出来るたとえばMP3の再生機能はなかったりして、PNDと言うにはどうかなあ、でもカーナビとしてもなんかなあ、と言うちょっと中途半端な商品のような気がします。


これで、値段が5万円を切ってくれば(もしくは59,800円ぐらい)結構ヒットしそうな気がしますが、この値段(ワンセグ付が9万ちょい、なしが8万弱)じゃあちょっとねえ。


日本でPNDが普及するかどうかの試金石になるのでは、と一部のGPSマニアから噂されていたミニゴリラですが、小生の見るところ、話題になっただけで終わってしまう気がします。


さて、売れますかどうか。