ボクシング話2

<つづき>
結局メイウェザーが普段の戦法とは違う中距離から接近戦でジュダーを圧倒し、大差の判定勝ちを収めたのだが、序盤メイウェザーがあれはダウンだろというスリップダウンを奪われるなど、ジュダーの実力の高さを見せ付ける試合となった。

が、途中故意っぽいローブローを見せたり、そのローブローに抗議してリング上にあがってきたメイウェザー側のセコンドに殴りかかるなど相変わらず素行の悪さを見せ付け、選手としての評価は上げるもののスポーツマンシップのなさを見せ付けてしまったのがなんともなあ。

試合内容が非常によかっただけに、特にスピードナンバー1といわれるメイウェザーにスピードで勝っていただけに、10Rの乱闘騒ぎ(メイウェザー側のセコンドにも問題があるが)がちょっといただけませんでした。

しかし、普段の戦い方を封じられても、別な戦法でしっかり勝ってしまうあたりにメイウェザーの懐の深さを感じさせ、パウンドフォーパウンドの評価に恥じないすばらしい選手であることがわかり、しばらくメイウェザーの全勝レコードは続きそうだ。