大笑い

土曜日の話で恐縮ですが、某TBSで絶賛放送中のガンダムSEEDディスティニィなんですけど、見ていて思わず大笑いしてしまいました。

前作がストーリーは支離滅裂だけどキャラのデザインのよさで大人気(独断と偏見)となった“シード”が、続編でも大人気。

で、その続編となる今作は、前作以上にいろいろと笑える要素が出てきます。

初代ガンダムで登場し世間をあっといわせた量産型のヤラレ役のザクを何をとち狂ったのか主役級キャラの搭乗機として登場させたり、同じく初代ガンダムで登場し多くのファンに衝撃を与えたグフまでも出してきました。さらに何をとち狂ったのか色がまっ黄色。

まあ名前やデザインをそのまま受け継ぐのは別にどうでもいいんですが(本当はよくないんだけど)、笑ったのがグフに搭乗するハイネ。

これまで何話か登場して『おれはエリートなんだぜー』という雰囲気をばりばりかもし出しながらも一回もグフで戦闘に参加せず、さんざん引っ張るだけ引っ張っていたわけですが今回ようやく戦闘に出たんですよ。

で、いきなり大活躍。おおーさすがエリート、と思ったんですがそのハイネが戦闘中に一言。

ザクとは違うのだよザクとはーっ!!』

いわゆるガンヲタはここで大笑い。“シード”からガンダムを見始めた人はここできょとん、ですよ。

この作品ではザクは量産機、という感覚なのかもしれないけど、実際問題作品中では主役級のキャラが登場してガンダムなみの性能を発揮しているわけですよ。ヤラレ役でもなんでもないザクといきなり比較するこの発言はどう考えたってガンヲタを狙ったギャグでしかないと思うんですがどうよ?

今回は前回の主人公のキラが戦闘を回避するという目的のためだけに敵対する二つの軍に手当たり次第に攻撃してかえって戦闘を混乱させたり本当に今作の主人公なの?というシンも及びも付かない実力を見せたり、ようやくエリートっぷりを発揮したハイネを『邪魔だー』の一言でぶちきれキャラに殺させたり、と相変わらずストーリーがシリアスなようでしてどう見てもギャグに走っております。

一体これをどういう風にまとめていくのか、それだけを知りたくて毎回見ているわけですが、この分だと前作のように最終回で強引に終わらせるような気がしてしょうがありません。