真夜中の絶叫
『あぁ〜、そこでつっこんじゃあだめだぁ〜』
『あぁぁっ!いってしまったぁ〜!!』
と1時過ぎだというのにテレビ前で絶叫する夫婦二人。
何かというと昨日のF1です。
日本の佐藤が予選でなんと2番手!フロントローですよフロントロー!前には皇帝ミハエルのみ!
普段はビデオに録画して後でじっくり見るわけですが、さすがに予選2位と知ったらビデオにとって後でのんびりと、というわけには行きません。
で、かみさんもさすがにこれは見るしかない、ということで夫婦そろってF1観戦。
で、結果と言えばリタイア。
↑の絶叫は何かというと、佐藤が3度目のピットで2位につけるフェラーリのバリチェロの後ろにコースイン。ペースは佐藤が明らかに速く、あっというまに射程距離に。でここだ!とばかりに1コーナーの突っ込みでインを取ったんですが、傍目には少し強引過ぎる突込み。で、バリチェロと接触しフロントウイングを壊し緊急ピット。
ウイングを交換してコースに戻れば5位に順位を落としていて。
日本人でF1の表彰台に上がったのは14年前の鈴鹿の鈴木阿久里ただ一人なのですが、そのときとこのときではぜんぜん違います。阿久里のときは上位の脱落や失格(だったかな?)で3位に繰り上がったのですが、今回の佐藤の場合は予選2位で実力で表彰台を狙える位置にいるわけですよ。
3位でもすごいのに、2位が目前だったので佐藤もがんばったんでしょうけど、残り周回はまだまだあったので無理に行かなくても、と思うような、でもその若さがいいんだよな、とテレビの前で複雑な気持ち。
そして復帰後佐藤のエンジンがいってしまい、あえなくリタイアとなったわけです。
レース後の会見で、優勝した皇帝ミハエルは佐藤の実力を認めるようなコメント。今期F1ではフェラーリが総合力で頭ひとつぬきんでているものの、ルノーと佐藤のいるBARがそれに続き、その差は徐々に縮まっているような印象。
まだ半分以上のレースを残す今期F1。日本人初の優勝、も夢じゃないかもしれない。