競争
小生はそこそこ歩くのが早いです。
それも、ゆっくり歩いているように見えて実は早く歩く、というのを身上にしていて、いつもがんばって歩いています。
たま〜にすっごい早い人もいるんですが、小生より早く歩く人はあまり見かけないです。
さて。
いつものように町を歩く。
信号待ち。青になり、さあスタートダッシュ。視界からどんどん消え去る群集。小生はきっと前を見据え、ずんずんと突き進・・・あれ?隣に同じ速度の人が。
顔を動かさずそちらを見ると、メガネをかけた若い女性が(うつむき加減なので表情は見えず)。
若い女性とメガネ親父が早足で、おまけにほぼ同じ速度で歩いているのはなんだか妙。
さらに同じ方向に進んでおります。こりゃあますます妙だ、と思い女性が道路の左側を歩いているので小生は右側を歩くことに(道幅4メートルぐらいの車道でござる)。
ところが、その女性も小生と同じ側に来て、さらにほんのわずかに小生よりも前に出てきて。
どうやらほんの少しだけその女性の方が歩く速度は早いようなんですが、その差はわずか。
まあ、競り合っているわけでもないしこのままでいいかぁ、と思ったんですが、周りから見れば早足で歩く若い女性の後ろから、マスクをして(少し風邪っぽいのでマスクをしておるのだよ)額に汗を浮かべて(周りはみんな厚着だけど相変わらず薄着な小生、でも暖かいよ?<今日の東京の最高予想気温は8度)ほぼ同じ速度でついていくおっさんの姿はとっても異様に見えたに違いない。
さらに、その状態が300メートルぐらいは続いたんだからねえ。きっとその女性も怪しいやつがついてきている!と思ったに違いない(ほんとに偶然なんだけどねえ)。
で、その女性は建物の中に消え、小生はそのままの速度で突き進む。
結局わずかずつ差が広がってしまい、最後には5メートルほどになったんですが・・・。
ふ、次回会ったら負けねえぜ<あほたれ