惚れるなよ

えらく混んでいたんですよ電車。かばんから手を離しても落ちないぐらいにね。

で、何度目かの駅で小生の前に若い女性が立つことになったんですが、その女性はドアを背にして立っていたんですね。で、小生は群集に押し込まれてその女性と向かい合う形になってしまったんですが・・・。

さすがに真正面から押し付けられるのはまずいので、足を踏ん張り腕をつっぱり。かばんすら落ちないような混みあいの中、小生と若い女性の間に空間を作る(つまり背後からの人ごみの圧力を、一身に受け止めたわけだ)。

・・・。

まるでどこぞの少女漫画か恋愛アドベンチャーゲームのような体勢で、一駅頑張ってみました。

これで若い女性が小生に惚れる、というのが本来の筋なのだが(どんな筋だよ)、当然そんなことは起きませんでした。

ち、これで小生がキムタク並みにかっこよければ絵になったんだけど、さすがに脂ぎったプチめがねデブおっさん(小生のことね)ではダメですねえ。