めずらしく日々の鬱憤

ボクシングのTV放送をキャプチャーし、それをWebページに残そうと思ったのはいつの頃だったか。最初は軽い気持ち出始めたこのサイト。好きなボクシングをどう残すのか。それを考えながらビデオを見、気に入った瞬間(主にKOシーン)をキャプチャーする。放送の一こまをとらえる。簡単に見えてなかなか難しいこの作業。キャプチャーするタイミングがほんの少し早かったり、逆に遅かったりで一喜一憂。楽しかった。
ところが、だんだんこの作業が苦痛になってくる。ボクシングの放送はエキサイトマッチで2時間、地上波は大体1時間。これをただ見るのではなくキャプチャーするワンシーンを考えながら見ると途中途中で一時停止をしながら見る上、観戦記の原稿をも考えなければならないため、見ごたえのあるシーンなどではリアルタイムでは文章が追いつかずついつい一時停止をする。そうすると、ビデオを見るのに正味時間の1.5〜2倍ぐらいの時間が必要になる。
そのあとキャプチャー。どこのシーンを使うか、それは見ながら考えているが実際にそのシーンをキャプチャーしようとするとなかなか気に入らない場合があり、やり直しをしたりしながらなんだかんだで20〜30分ぐらいに時間がかかる。
そして、キャプチャーした画像を変換する。GigaPocketではビットマップになってしまうため、これをリサイズしJPEGに変換する。この作業自体はそんなに時間がかからないのだが、やはり20分前後は必要だ。
そして、文章。これが難問。元々文章力がない上に書きたいことがあれやこれやと沸いてくるのでまとめあげるのに四苦八苦。試合数にもよるが、やはりひとつの放送分をまとめるのに2〜3時間ぐらいかかってしまう。
・・・。いつごろだろうか、これを苦痛と感じ始めたのは。
自分が自由に使える時間というのは夜の3〜4時間に過ぎない。最初は楽しくて楽しくてしょうがなかったこの作業が徐々につらいものとなる。自分にはほかにもやりたい事がある。たいした事ではないが、PS2でゲームをしたり、かみさんと語らったり、ボクシング以外の番組を見たり。それが、サイトをはじめてから変わってしまったのだ。サイトのためにボクシングを見る。サイトのために自分の時間を削る。サイトのために、が自分の生活の大きな比重を占め始めた。
趣味が、趣味ではなくなった。まるで仕事のようになってしまった。
・・・書ききれないので今日はここまで。