恐いんですけど

電シリ(電車シリーズを略してみました)ですが、今日はいつもと違ってちょっと恐い思いをしました。

今日はやや混み合っている電車に乗る。小生は電車の中でケータイとかウォークマンとかオバタリアンの雑談とか女子高生のきゃぴきゃぴ声とかがうるさいのがいやなので、いつも耳栓(F1パイロットも使っている、あれだ)を愛用しているんですが、これをしていると人の声はもちろん、線路の境目を乗り越える音(ガタン、ガタンというあれだ)や風切り音もほとんど聞こえなくなります。で、目をつぶって電車の揺れと人いきれに耐えるわけなんですが、そんな中なにやら頭の中に響くような無気味な音が。

最初は気のせいかなあ、と思ったんだけど、その音はどうもしっかりとしたメロディーを持っているようで、なにやら地獄のそこから響き渡るような不気味な低音で頭の中に聞こえてくる。

しかし、えらくゆっくりとしたメロディーで、一体何の曲なのかわからなかった。いや、曲なのかすらわからなかったのだが、神経を集中して耳を傾ける(頭の中に響いているから耳を傾けられません)こと数秒、ようやくそのメロディーが判明した。

『んんん〜んん〜ん〜ん〜ん〜、ん〜ん〜』

『羽生の宿』かい!

『羽生の宿』が頭の奥から響いてくる。う〜む、何故に羽生の宿。ビルマの竪琴は最近見ていないしなぜだろう、と思っていたらこの音がどうも小生の後ろのほうから聞こえてくることが判明。

で、よくよく神経を研ぎ澄ましてみれば・・・。

後ろのおっさんの鼻歌でした。

えらくスローモーなメロディーの上、かなり低く響くように鼻歌しているので耳栓を通り抜けてきたんですね。

理由が判明したらな〜んだ、ってことになるんだけど、最初はどこから聞こえてくるのかわからなかったうえ、聞こえてくるのが『羽生の宿』なのでえらくびっくりしてしまいました。

おっさん、人ごみの中で鼻歌歌うなよな。

ところで、今日のイングランドvsアルゼンチンですが、戦前の予想を覆すようなものすごいフェアな戦いにびっくりしてしまいました。しかしいい勝負だったが、守りに入ったイングランドの守りっぷりと、微妙に連携がずれる上焦りなのか決定的な場面をはずしまくるアルゼンチンが印象的でした。