ボクシング話

先日のエキサイトマッチに登場した“オリエンタルセンセーション”ことマニー・パッキャオ

強烈な左を相手が予測できないようなタイミングで当ててくる一撃必殺型のファイターで、当時は無冠だった世界トップクラスの実力の持ち主、マルコ・アントニオ・バレラを葬り、長らく無冠の帝王といわれてようやくチャンピオンになった実力者、ファン・マヌエル・マルケスから1Rで3度のダウンを奪うなど世界の度肝を抜いた(でも試合は引き分けだったけど)。

そのパッキャオの試合が放送されたのだが、相手は世界ランク6位の強豪。パッキャオはランキング1位とはいえそれなりにてこずるのかな、と思ったら・・・。

まったく相手を寄せ付けず完勝。

相変わらずがんがん前に出る戦法で3度のダウンを奪ったのだが、今回はいつもと違うものを見せてくれました。

それは、2度目のダウンを奪った左のアッパーカット。

パッキャオは強打の左でバッタバッタと相手をなぎ倒してきたのだが、基本的にはストレートパンチャーだと思っていた。

バレラやマルケスも左で倒されていたものの、それは基本的にストレートだったと思ったのだが、今回は左ストレートのタイミングで放たれたアッパーで、そこそこタフというタイの選手もこれにはたまらずダウン。

で、3度目のダウンもまたまた左のアッパーで、絶妙なタイミングで放たれたアッパーに相手は立ち上がることも出来ず。というかダメージがかなり深く、レフリーはカウントも取らずにストップしてました。<つづく>