ボクシング話2

<つづき>
今度このパッキャオは、先に挙げたバレラに連敗したものの、実力は相変わらず世界トップクラスのエリック・モラレスと対戦することになったそうだ。

モラレスは攻防兼備のボクサーファイターで、ディフェンスよしオフェンスよしパンチありスタミナありととにかくスキのない選手で“テリブル(Terrible)”と評されている。

そのモラレスとパッキャオの対戦というのはもう楽しみでしょうがないのだが、その理由というのは相手が誰であろうと左をぶち込んでいくパッキャオが、はたして冷静沈着なモラレスに通用するかどうかという点に尽きる。

が、今回の試合を見て新たな点を注目したくなった。それは、今回見せた左アッパーだ。

相手はこのアッパーを2度食らったのだが、確かパッキャオは2度しか打ってないはず。2度打って2度当てて、そして2度ダウンを奪った。

絶妙なタイミングで放たれるこのアッパーを、はたしてモラレスは封じることが出来るのか。封じることが出来なければ、おそらくモラレスと言えどもパッキャオのパンチに耐えられないのではないか。

3月に行われるというこの試合。今からもうドキが胸々しちゃいますのよ。