すさまじい衝撃

うちのかみさん曰く、『巨大隕石がどこかに落ちたニュースを見たような顔』をしたそうだ。

何かというと昨日のエキサイトマッチ

パウンド・フォー・パウンドと呼ばれ、すさまじい身体能力を持ちまさに天才ボクサーといってもいいスーパースター、ロイ・ジョーンズがKOで敗れた瞬間だ。

もともとミドル級でそれまでライトヘビー級で戦っていた選手がいきなりヘビー級に挑戦、それもチャンピオンに挑戦し、見事タイトルを手にした瞬間、ロイ・ジョーンズは生きた伝説になったわけですよ。

ところがそのロイがヘビー級のタイトルを手放し元のライトヘビー級に戻ってきて、アントニオ・ターバーというそのときのチャンピオンと対戦。

この試合がひどかった。調整不足のせいか精彩を欠いたロイは何とか判定で勝ったものの負けていたといってもいいぐらい打ち込まれていたしいいところもなかったし。

で、そんなひどい試合だったので、きっちり白黒つけるべく再びアントニオ・ターバーと対戦。格の違いを見せ付けてやるとばかりに1Rからロイが攻勢に出てターバーを攻め立てる。動きもよく、これはいつものロイのように相手を手玉にとって圧勝か!と思った2R目にその運命の瞬間が。

ロイが右ストレートの返しの左フックを放ったところにターバーの左がカウンターでヒット。

あごを打ち抜かれたロイは大の字に倒れ、何とか立ち上がろうとするも一度前のめりに崩れかけ、やっと立ち上がったときには無常の10カウントが響き渡り。

1Rの動きから、ロイの好調振りがうかがえ、同じように動きがよかったとはいえターバー相手にまさかKO負けをするとは・・・・。

ちなみにこの試合はタイムリーオンエアーと称し実際の試合が行われてからすぐの放送(生ではないけど)だったんですが、小生うっかりネットで結果を見てしまってまして!

それでも冒頭のような“衝撃”だったんだから、もし結果を知らないで見ていたら・・・。

どんな顔をしたのでしょうね。