あすわわがみ本編

さて、単独シートだった小生の右側に最初は若いサラリーマンが座っていたのだが、ふと気付くとちょっと小太りでお酒の香りがほのかに漂うおじ様に変身してました。

小生の左側は小柄でスレンダーなオバタリアン(こぎれいでもなく、買い物袋が似合いそうだけど太っちょではない)が座っていたのだが、こちらもふと気がつくとデパートでの買い物帰りとおぼしき女子大生風のスレンダーなお嬢様(ただし茶髪であそんでそ〜)に変身。

で、このお二方、よほどお疲れなのか頭をこっくりこっくりしながら眠っています。

小生もこっくりこっくり寝ていたのだが、ふと気が付くとなにやら右の頬付近に熱源反応を感知。

で、うっすらと目を空けそこに飛び込んできたのは・・・。

となりのおじ様のあ・た・ま(バーコードはげ、というより髪の毛がほとんどない)が。

さらにその頭、やや酒気帯びのおじ様らしくうっすらとポマードのような脂汗が!

その頭が小生の頬に触れようとしてるんですよ頬に!右を向いたら口漬け(まさに口漬け)しそうな位置にですよぉ!

もうびっくりして右の肘を小生とおじ様の隙間にねじりこみおじ様の体を反対側に押しやりました。

ところで、左側のお嬢様も小生のほうへこっくりこっくり。

ところがこちらは小生の肩に触れようとするとすばやく元に戻ります。

かむばっく、じぇ〜ん。こっちに帰っておいで〜。

と心の中で思うと右側のおじ様の頭がぐわっと異常接近。

おじ様は永遠にサヨナラでいいんだ〜。

などと格闘すること数駅。右のおじ様は目を覚ますことなくぐわらっと異常接近を繰り返し、左のお嬢様は肩に触れるか触れないかで戻っていく。

久々に拷問状態<なにがだ

というわけで今日の電車は疲れました。しかし、となりのおじ様の頭、あの髪の毛の薄さはかなりのものでしたが、小生があの領域に行くまで果たして何年の月日を要するのか。いや、年ではなくて月かも・・・。

夏だというのに心が寒いです。