自然について

うちの近くには結構大きな森があったんですが、ここに大きなマンションが立つという計画が発表されました。で、近所の方が

『マンション建設反対、自然保護』

を訴え住民運動を起こしていたようですが、実はこの森って言うのはうちから死角になっていて普段は見えないんですね。で、今日そっちのほうへ行った見たら工事がいつのまにか始まっていてほとんどの木が切り倒されていました。

・・・森が一つ消える、というのを見るのはなかなかつらいものだ。

別にその森の中で遊んだとか、何か思い入れがあるとかそういうわけではないのだが、やはり木々がなくなる、というのはなかなか寂しいものがある。

ところでその中に数本残っている木があるのだが、その中になかなかきれいに咲いたサクラの木があった。森の中のサクラなので、普段街中にあるようなのとは違ってずいぶん上のほうに花をつけていて、それが急に剥き出しになってしまうのはますますもの悲しさをかきたてているように感じるのは気のせいであろうか。

ガラにもないことを思ってしまうのは春の陽気のせいということで。