パッキャオ強し!

これまで大物メキシカンを次々と撃破してきたフィリピンの、いやさ東洋の英雄マニー・パッキャオが、対戦成績1勝1敗のメキシカン、“エリ・テリブレ(恐怖の男)”エリック・モラレスとのラバーマッチが行われたんですが、いやあパッキャオ強い強い。


先行逃げ切り型のパッキャオの出鼻をくじこうとモラレスも果敢に打ち合ったのですが、3Rであえなく砕け散るとは思いませんでした。必殺の左さえもらわなければパッキャオ恐れるに足らず、というのは間違いないのに、みなその左をかわす事が出来ず次々と敗れ去っていくのはいったいどうしてなんでしょうねえ。


何はともあれ、モラレスを完璧に打ち砕いたパッキャオ。次なるターゲットは誰になるのかなあ。やはりここは一度勝っている“童顔の暗殺者”マルコ・アントニオ・バレアとの再戦が見たいなあ。バレラもモラレスに2勝1敗しているし、“モラレスに勝ち越している”者同士の激突がまた見たいものであるがさてさて。


ところで今回解説に20戦全勝全KO(しかもデビュー戦から18戦まで1RKO!)のパーフェクトレコーダー、エドウィン・バレロが来ていましたが、手数が少なくなりがちな強打者ありながら、強打のまま手数が多いという脅威の戦法を見せるバレロ。普段はなかなか優しい目をしてますなあ。まだ評価が定かではないバレロですが、階級はパッキャオやバレラ、モラレスと同じ。ぜひビックネームと対戦し、その実力のほどを見せ付けて欲しいものです。