すごかったー

昨日のティトVSライト戦は見ごたえがありました。確かに派手なダウンシーンもなく豪快な打ち合いもほとんどありませんでしたが、モズリーに続いてティトまで下したライトの“相手の本領を発揮させないうまさ”が本当に見事でした。

しつこいぐらい右のジャブを突いて相手の出鼻をくじき、さらにジャブを的確に当ててポイントを奪う。強打のティトが出てくれば亀の子のように殻に閉じこもるがごとく両腕をしっかり固めてまともにパンチを当てさせず。相手が離れればまたジャブで突き放す。

長いリーチから繰り出されるジャブは正確にティトにヒットし、左ストレートも威力はないもののこれまた確実にダメージを与え、接近すればその長いリーチを巧みに操りティトを翻弄、とこれまで数々の強豪を打ち倒してきたティトを完全に封じ込めたのは本当に見事でした。

ティトの強打がライトのガードをどう打ち崩すのか、ライトがティトをどうしのぐのか、というのが見所だったわけですが、ほとんどの人が予想しなかったであろうライトの圧勝。試合は判定だったものの、一人はフルマークでライト、二人がわずか1ポイントしかティトに与えなかったというぐらいの完勝っぷりは本当に見事でした。

相手の力を封じてしまううまさを、超一流の選手二人に見せ付けたライト、これでミドル級最強最悪といわれるバーナード・ホプキンスと対戦することになるわけですが、果たしてライトのテクニックが1発ぶち当てればすべてを終わらせるホプキンスに通じるんでしょうか。

うーん楽しみだー。早く試合が決まらないかなー。