続・ねこ1

うちの近くにいる猫で、よく遊んでいるのがピコちゃん。ほれ、あれだ。先日背中や頭をなでなでして上げたらくるっとひっくり返ってお腹を向けたので、よしよしとお腹をなでてあげたら前足で小生の手をつかんでがぶっって噛んだキジトラ猫だ(6月29日参照)。

このピコちゃん、いつも決まった場所(あるアパートの階段の下)にいるのだが、最近はあまり見かけない。いつもどこへいったのかな〜と思って探すんだけどここん所見かけないんだよなあ。

で、今日もいつものようにピコちゃんを探していると、いつもの場所になにやら別な猫の気配が。で、よくよく見てみると、茶トラでまだ若い猫(半年〜1年ぐらいか)がこっちをのぞいていた。

顔立ちはなかなかりりしくてかわいいんだけど、お初にお目にかかりますねあなた。

と、いうわけで小生は3猫に1猫は必ず振り返ってきょろきょろするという江戸屋猫八も裸足で逃げ出すという得意の鳴き真似を一つ。

『にゃ〜ん』(ちょっと切なげな声で)

しかし、件の茶トラ(よくよく見れば尻尾が短い。まるでダックテイルのようだ)はまったく反応せず。それならば・・・・。

『にぃゃ〜ん』(哀愁を漂わせるような声で)

まったく反応なし。ならば奥の手の・・・・。

『な〜〜〜ぉ』(お腹をすかせた猫がえさをねだるような声で)

・・・・。

まったく反応なし。が〜ん、ショック。2猫に1猫は振り返るという(確率がいつのまにか上がっている)小生の鳴き真似がまったく通用しないにゃん。

ちょっとショックを受けた小生、しかしそこであきらめたら猫好きの名が廃る。鳴き真似はあきらめてそ〜と近寄ってなでなでしようとしたら思いっきり逃げられた。

が〜んショック。あまりのショックに

『にぁ〜ん』(哀しそうな声で)

と鳴いてみると脱兎のごとくもとい脱猫(どんな状態だ)のごとく小生より遠ざかろうとしていた茶トラはようやく反応し、こちらを振り向いてくれました。

でも、近づこうとすると逃げようとするし、鳴き真似をしても近寄ってくれないし。ちょっと哀しい真夏の夜の物語でした。初恋って切ないよね。<意味不明